2010年03月14日

東北地方で大きな地震がありました。

3月14日(日)午後5時8分頃、昨日より大きな地震がありました。
福島県浜通りでは震度5弱が観測されました。マグニチュードも6.6と昨日より強い地震です。
郡山では震度4が観測され、吉田事務所でもPCの上に置いていたスタンドが床に落ちました。
昨日は最初に縦揺れを感じ、その後横揺れでしたが、今日は緊急地震速報が出たのですが、最初から小さな横揺れでその後大きくなりました。
体感では、昨日より震源が少し離れたのかなと思いました。
常磐自動車道いわき四倉以北上下線で通行止め、JR常磐線はいわき~岩沼駅間の上下線で運転を見合わせています。
いわき市在住ハートネットふくしまOさんはメールで大丈夫といってきました。緊急地震情報があり備えができたということです。
http://tenki.jp/earthquake/

投稿者 yoshidakimio : 17:30

2010年03月13日

東北地方でやや大きな地震

3月13日午後9時46分大きな地震がありました。
http://tenki.jp/earthquake/
吉田事務所では、最初にドンと突き上げその後横揺れが数秒続いた後さらに大きく揺れました。
棚の上の小物が何点か床に落ち、軽いものがづれている程度の揺れですが、特に大きな被害はありません。ガスは安全装置が働いたようでストーブが点火しません。
事務所の外は停電もなく、道路も通常通り車両の通行があります。新幹線や高速道路の状況はまだ分かりません。
津波の心配はないとテレビの情報です。
震源が福島県沖ということですが、ゆれの感じから、中越や岩手・宮城内陸、宮城県北部連続などの時と比べ、わりと近くだと思ったのは正解かと思います。

投稿者 yoshidakimio : 22:13

2008年12月24日

寒風は役所から吹いて来る(栗原市の仮設住宅)

岩手・宮城内陸地震
過去の災害規模と比べると局地的と言えるのかもしれない。
しかし、家族を失い、家を失い、仕事を失った被災者の苦労は災害の規模とは関係なく一人ひとりに襲いかかる。
下の画像は宮城県栗原市の仮設住宅だ。プレハブ小屋の玄関部分にひさしを設置し、まわりをポリカーボネイトの波板で囲い立派な風除室をつくっている。
しかしよく見るとなぜか一部の波板を取り外し北風や雪が吹き込んでしまう作りだ。
玄関を北向きにしてわざわざ風を呼び込む住宅をなぜ県は提供しているのだろう。
20122021花山風除室 036640.jpg
仮設住宅は県が設置する。今回も宮城県の責任で設置されたものだ。
風除室の設置は評価すべきものだが、プレハブの外壁に取り付けられたガス給湯器の排気口を風除室の中に取り込んでしまったため一酸化炭素中毒の恐れがあるのだそうだ。
結果的に、風よけ施設の中に風を呼び込もうとしている。
20122021花山風除室 038640.jpg
さらに西側だが、サッシ戸の上が同じく波板を取り外してある。
結果的に北西の風を仮設住宅の中に取り込む設計になっている。
安全のためだそうだ。
20122021花山風除室 039640.jpg
下の画像を見ていただきたい。
スロープを設置してある仮設では腰板の高さ以上は全く壁が無く風除機能はない。
体の不自由な高齢者の家には、出入りのたびに北風がまともに吹き込込んでくる仕組みだ。
20122021花山風除室 052640.jpg
住民は自ら窓枠をつくり壁を塞ごうとしている。
しかし、栗原市は管理者責任でその行為を一切許可しないと12月22日(月)通告した。
理由は安全が保てないと県から指導があったそうだ。
よく見ていただきたい。住民の工事は北側1面だけを塞いでいるだけで、西面は悲しいほど空きっぱなしだ。
さらに、北面も屋根と壁の間、スロープと壁の間と隙間が空いている。
上の画像にある県の安全基準に基づいて県自ら工事した風除室と比べて、住民の工事の方がはるかに遠慮気味で解放面が大きく。風は遠慮なく通り抜けていくだろう。
それでも栗原市と宮城県は入居者の住みやすさの工夫を安全が保てないと許可しないでいる。
20122021花山風除室 056640.jpg
栗駒山の麓にある栗原市、冬は栗駒下ろしの風が厳しいと聞いていたが、それよりも厳しい風が役所から吹いているらしい。
住民が辛い思いの時、行政の役割はそれをどうやって取り除くかを工夫し支援することにある。
日本に限らず世界中の常識であろう。
残念だがその姿勢がこの災害から見えてこない。

投稿者 yoshidakimio : 01:52

2007年03月27日

能登半島沖地震

名古屋のNPOが現地入りして情報を送ってくれている。
私が主張する「命の絆であるネットワーク」の一つだ。
以下転載
------------------------------
能登半島沖地震【第 5 報】
皆様
栗田です。お疲れ様です。
現地(穴水町)に派遣しています浦野からの現地報告が届きましたのでお知らせいたします。(2007.3.27 15:00現在)

○穴水町災害対策ボランティア現地本部での現在までの活動
・本日、ボラ連会長とともに、町内3箇所の避難所を巡回。
・穴水町老人保健施設(43名)、情報センター(12人)、林業センター(64名)に入られている。
・うち中学生以下の子どもが各避難所5名程度。全体の人数の8割が高齢者。
・高齢者の中でも一人暮らしのケースが多く、日中は高齢者と春休みの子どもが避難所にいる状態。
・老人保健施設については、認知症で避難所生活を送っている方も1人いた。
・ボラ連会長、社協職員がセットになり、被害がひどかった地区の川島地区と大町地区の町内会長にセンター開設のチラシを配布。全戸配布してもらうよう要請。その結果、他地区の町内会長さんら5名がチラシをみてボランティアしますと申し出て下さった。また、ニーズとして5件がすでに上がっている。
・ただ、ニーズ受付の電話の開設がチラシ配布に間に合わずまだ設置されていない。
しかし、社協が行っている活動ということで、直接社協の代表電話に問い合わせてくださる人もいる。信頼問題のため、早急に設置をするために調整中。
・本日夕方より、社協内で全体ミーティングを行い明日以降の活動メニューを決定する予定。

以下、ボラ連の会長さんと一緒に避難所を回った時に拾った声です。
【避難所での被災者声】
・一人暮らし。家が傾いていて、家の中もぐちゃぐちゃだが、余震が落ち着いつかないことには何もできない。手伝ってくれる人もいないので、どうしたらよいかと悩んでいる。日中は3名ほどの高齢者しかいなかった。(85歳女性/老人保健施設)
※ボラ連会長さんと知り合いであり、会長さんの話しでは、多趣味でいつもきれいにしているような方とのこと。今は避難所でやることがなく、張り合いをなくしてさびしい思いをしているのではないかと懸念していた。

・おじさんの家に泊めてもらっていたが、昨日から避難所に移ってきた。3階建ての家なのでただでさえ揺れやすい。災害が起こった直後はいろんなものが倒れてきて、階段も壊れて降りるのに大変だった。恐怖のあまり当日は余震がくると泣いてしまっていた。今も震度2の余震でも精神的に落ち着かない。ゆれていないのに、揺れを感じる時もある。実際にゆれている時は、「もうやめてよ!」と泣きたくなる。家のことも心配だ。両親は仕事や家の片付けに行っている。

日中は弟とその友達(小学生3名)の面倒をみながら、宿題をやったり、携帯電話で遊んだり、テレビをみてすごしている。弟が余震があっても外に買い物に出て行こうとする姿をみて、危ないのではないかと気がきではない。今は余震が続いているので、片付けをしてもまた被害を受ける可能性があると考えると、あと1週間程度待って、余震がおさまってから家の片づけをしようと家族で話している。夜は眠れている。お風呂も避難所になっている施設のデイサービスのお風呂が今日から開放されているので入れる。(中学生女子/情報センター)
※弟の面倒を見たり両親が仕事に行っているという環境が「自分がしっかりしないと」とプレッシャーになっているのではないかと感じた。少し話しかけると堰を切ったように沢山話し出した。また、避難所生活が長期化するとやることや気分転換を図れずにストレスがたまっていくことが心配される。

・一人暮らし。避難所に来て今日は3日目。家の片付けは何にもできていない。夜はあまり寝付けない。睡眠薬ももらっているがなれない場所なので落ち着かない。(84歳女性/林業センター)

・一人暮らし。避難所に来て3日目。食事はおにぎりとカップスープばかり。野菜が取れていない。でも暖かい場所がもらえる、食事ももらえる、ということで「おひたしがたべたい」と思っても贅沢はいえない。しかしお通じはない。1週間程度の便秘は仕方がないと思っている。

※全般的に高齢者は少し声をかけるとよくお話して下さった。また認知症の方は徘徊が多く「家に帰る」と玄関に向かって歩く姿も見られる。生活環境の変化により、落ち着かないということも影響していると思う。食事への配慮も十分では無い様子。

○今後予測される問題
・本日は夜から雨が降るということで、屋根が壊れている家については雨漏りの心配がある。これに伴い、避難所生活を送る人の増加と長期化が予測される。
・特に一人暮らしの高齢者については、まったく手付かずの状態。足がないので家にもいけないという方もいた。
・ボラ連の会長さんは自身も被災されているが、「今地域のために動かなくてどうする!」という強い気持ちのもと、精力的にセンターのサポート活動をしている。ただ、「落ち着くまで1週間ぐらいたたなければ何か手伝ってもらいたい、という気にもなれんよな・・」とこぼしていた。家族もなく自力で何とかするしか仕方のない方や被災がひどかったお宅については、①今何をどう頼んでいいのかも分からない状態②余震があるので危ないから作業ができない③人手がないので作業が進まないという理由が主だと感じる。これらのニーズについては、来週ぐらいからようやく出始めるのではないかと思われる。

・ボラ連の会長さんが老人会の会長も兼務しているなど、かなり顔の広い方なので、会長さんを介しての訪問は信頼を得られやすいため、最初に避難所に入る時は、地元の方とセットで動くのが望ましいと思われる。できれば長期で関わりながら、信頼関係を作れる働きかけや人員体制が取れると望ましい。
・日中残っている高齢者への語りかけ、高齢者自身がちょっとした料理を作ったりできる環境づくり、足湯やマッサージ、子どもの話し相手、子どもが楽しめるゲームなどの企画などが活動メニューとしては必要ではないかと感じている。

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特定非営利活動法人レスキューストックヤード
〒464-0032
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TEL:052-783-7727 FAX:052-783-7724
事務局 : info@rsy-nagoya.com
Web :http://rsy-nagoya.com/rsy/
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投稿者 yoshidakimio : 23:51

2006年12月28日

山古志村の現状


今日久しぶりに長岡市を訪ねた。
仮設住宅を訪ね物資を届けなどしたが、今年3回目の正月を仮設で迎える世帯が長岡市だけで550世帯を数えるという。
行政の怠慢などと言うつもりはないが、被災者の生活が復興するためには大変な努力が本人、行政、地域社会に求められることを改めて知らされた。
通行規制がようやく解け旧山古志村へ入ってみた。
水没した東竹沢にはそのままになっている家がまだ多数ある。
涙が出そうになった。
周囲の復興は急速に進んでいるし水没した住宅の住民も全く取り残されているわけではない。
でも、現場を見るとやはり涙が出る。
災害の現場を知っている県議会議員として、災害復旧の道筋を作り、災害に強いまちづくりを進めることをまた強く決意した。

投稿者 yoshidakimio : 00:11

2006年06月03日

阿武隈川上流水防演習


今日は阿武隈川上流水防演習の本番に参加した。リハーサルでは水防団のみなさんの演習をじっくり見学できたが、本番は自分たちのことで精一杯だった。
県内から集まった仲間と災害ボランティアセンターの立ち上げを行った。演習だけが一番良いのだが、忘れた頃、いや忘れる前にやってくる災害の時に後悔しないよう準備だけは怠りないよう気をつけたい。

投稿者 yoshidakimio : 22:16

2006年05月28日

阿武隈川上流水防演習


本日、6月3日(土)に行われる阿武隈川上流水防演習の予行演習に参加してきた。
朝8時前から12時半まで通しで演習を見学させてもらった。
水防団のみなさんが、雨の中、雷の中断にもめげずずぶ濡れになって県民の命と生活を守る姿を目の当たりにして、改めて感謝の気持ちでいっぱいだ。
私も、NPOとしてボランティアセンターの開設を演じてきた。
公約である日本で一番災害に強い福島県のため頑張ろう!

投稿者 yoshidakimio : 14:57

2006年03月04日

宮城県登米市での講演

本日、宮城県登米市社会福祉協議会迫支所主催の「災害支援を考える住民の集い」に参加した。
第1部の講演と第2部のパネルディスカッションのコーディネーターをつとめた。
講演で阪神淡路大震災で学んだ、ネットワークが最後のライフラインになること。
そのために地域が活性化して行かなければならないことを訴えたが、自主的な防災組織を立ち上げたり訓練を行っているなど、さすがに宮城沖地震で大きな被害が予想される地域だけに取り組みが熱心だった。
わが町もかくありたいものだ。

投稿者 yoshidakimio : 20:58

2006年02月12日

中越地震から学ぶもの

 
昨日、ボランティア仲間とともに新潟県長岡市の仮設住宅に炊き出しに行って来た。目先を変えたやきとりの炊き出しに、多くのみなさんが行列を作ってくれた。
しかし、仮設住宅では住まいを確保して出ていった者、いつまでも見通しが立たず仮設に残る者、お互いの差が出てくることにより、後者の方により取り残された感が出てくる。
 
同じ通路の右左でも、住民が残って除雪がきちっとできているところと、空き家になって除雪がまばらなところと出てくる。こうなってから取り残された者の不安は増していく。本当の支援はこれから始まるような気がする。
七十数軒の集落のうち、元の家に帰るのは二十数軒だろうとの住民のつぶやき、集落崩壊は現実のものになっている。行ってみると雪に覆われた山間の集落に、人の出入りもないブルーシートで覆われたかやぶきの屋根に雪下ろしの苦労が見えた。
 

投稿者 yoshidakimio : 20:13

2006年02月06日

奥会津の豪雪地帯を見る

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大きな民家の横に二階の高さまで雪が積もり、その上に通路があった。そこを乗り越えてゆくと、さらに雪に埋もれた民家の入り口が真下に見おろせた。その家の中には94歳のおばあちゃんが一人で暮らしている。というより、じっと息を潜めて春がくるのを待っていたのだろう。

2月3日(金)から5日(日)まで奥会津地方の昭和村、金山町、三島町、只見町の4ヶ町村を30人を超える県内外のボランティアとともに除雪作業をしてきた。例年より積雪量が異常に多く高齢者にとっては命に関わる問題だ。
県も、予算措置をとり、除雪に当たっているし自衛隊も応援に駆けつけてくれた。でもやはり一番つらい思いをしているのは、またもやお年寄りたちだ。福島県に住んでよかった。雪がこんなに降っても、この土地に生まれてよかったと言ってもらえるために、しなければならないことは山ほどある。

投稿者 yoshidakimio : 14:42 | コメント (2)

2006年01月16日

豪雪被害調査

 
1月12日(木)この冬の豪雪被害を調査に金山町只見町へ行って来ました。
金山町長からは県に対する要望を伺い、只見町では塩股地区の高齢者宅を訪問し実状を伺いました。
13日(金)2月議会に向けての政策調査会で県当局に対し自衛隊の派遣要請や、多くの人数の投入を要求しました。

投稿者 yoshidakimio : 00:26 | コメント (2)

2005年08月18日

宮城沖地震?

震度6弱の川崎町、特に被害がありませんでした。仙台市内ではわずかに屋根の被害などが見受けられました。
 
8月16日大きな揺れを感じすぐにテレビのある場所に移動しました。
震源が郡山周辺なら、この揺れが最大でそれほどの被害にはならないだろうが、震源が遠ければ大きな地震だと判断したからです。
震源は、宮城沖とのことで、私のライフワークである災害救援の準備を始めながら情報を集めましたが、幸い県外から応援に駆けつけるほどの被害が現れていないことが判明し、出動を中止しました。
翌17日に旧知のみなさんへの陣中見舞いと、直後の対応を聞きに川崎町社会福祉協議会、宮城県社会福祉協議会、柴田町社会福祉協議会を訪問しました。
特に被害が無く、みなさん通常業務に戻っておられました。地震直後に、ヘルパーさんや、社協職員が手分けして、高齢者世帯の安否確認にあたったという事で、さすがに大地震が想定されている地域の感がありました。
印象に残った話に、各家庭ともお盆ということで、家族が帰郷しているときの地震であったために、若い家族が、田舎に残した高齢者の災害時の安全について、身近な問題と再認識されたとの話が多く聞かれたそうです。
福島県の災害対策に、いかに反映させられるかが私に課せられた課題です。

投稿者 yoshidakimio : 13:22

2005年07月26日

災害後6年

全壊橋のそば.jpg

7月23日(土)24日(日)、平成11年10月におこった岩手県軽米町の水害の現場に行って来ました。
現場は写真の通りすっかり復旧工事がすみ、新しい道路も通っていました。
河川の拡幅に伴い多くの人が移転を余儀なくされ、中には盛岡や二戸に引っ越して行った人も多いと聞きました。
道路が、河川の対岸にできたことにより、以前の町の中心は人通りが消え商売が成り立たなくなっていると言います。
ここに災害復旧の大きな問題が潜んでいます。河川や道路が以前より立派になっても、住民の生活がそこで成り立たなくなってしまっては、本当の復旧といえるのでしょうか?
又、6年前に聞いたとおり、水害で全壊の家屋は、移転時に、もう家がないので移転補償を受けられなかったようです。この件に関してはさらに調査が必要と感じています。

投稿者 yoshidakimio : 01:03

2005年07月04日

災害時要援護者に関する緊急声明

災害時には、高齢者や障がい者などが避難所でも辛い思いをします。
緊急共同声明が出されましたので転載します。
一日も早く、安心して避難できるようになることを望みます。
そして、県議として自分の役割を再確認しています。
以下緊急共同声明文
--------------------------------
緊急共同声明
 こんにちは! 居ても立ってもおれず、ここに緊急声明を致します。
 さて、ことしは梅雨入り後、あまり雨が降らず水不足を心配していましたら、6月末になって列島の中ほどを梅雨前線が居座ることになり、新潟をはじめ富山、石川、長野、福井あたりに集中豪雨の被害が出始めました。
 昨年集中豪雨や台風23号などの災害においては、避難方法が大きな問題となり、今年3月内閣府では高齢者や障害者ら「災害弱者」のための「避難準備情報」の創設などを盛りこんだ報告書をまとめました。
 今回の新潟県集中豪雨では昨年7月にも同様の被害をうけた三条市も被害を受けました。三条市は昨年の豪雨で避難の遅れにより9人が死亡した教訓から、「避難準備情報」についてのガイドラインを取りまとめ、今回の豪雨では全国ではじめて「避難準備情報」を2万6128世帯(8万662人)に出しました。
柏崎市のように大きな被害があったところが、避難準備情報を出さず避難勧告を出したことに比べると、その対応によって173人があらかじめ避難した三条市の対応は大いに評価できるものです。
しかしその一方で民生委員、町内会長などの住民パワーばかりが期待され、介護の必要な障害者や高齢者にとって避難所がどのようなものなのかという検証や改善が足りないために、高齢者や障害者にとって早めの「避難への誘い」が意味をなしていない事例も今回浮き彫りになりました。
サポートの体制やバリアフリー環境、広い体育館ではなく教室などを利用した個別の対応がどこまで改善されているのか、またそのことをどこまで当事者と共に検討したのかといったことが浸透せず、机上のマニュアルばかりが先行し、民生委員、自治会などの位置付けが高まる現状では、介護を必要とする障害者、高齢者等の不安は解消されないままです。
10年前の阪神・淡路大震災の折、車椅子を使用する人は避難所では身動きできず、半壊の自宅に戻り怖い思いをしながら生き延びました。その教訓が生かされないままの9年後の新潟大震災、新潟の障害者たちは(昨年の体験から)避難所に行っても配慮のない場所ではかえって不便になることを知っていて、早めの避難所への誘いを拒みました。自閉症や知的障害の人たちも同じです。配慮のない避難所では極めて生活しづらく、家族がバラバラにされてしまうのです。
 このような過ちをいつまで繰り返すのでしょうか、人間社会はどのような状況に置かれても、まず一人ひとりの「命と暮らし」が最優先されるはずです。
避難行動から、避難所生活、仮設住宅、復興にいたるまで、障害を持つことや高齢であるために様々なサポートを必要とする人たちにどのような支援が必要なのかを、単にマニュアル整備にとどまることなく、具体的なアクションを取れるための対策として早急に整備して下さることをお願いします。
この緊急声明には、当事者団体はじめサポーター団体も名をあげています。サポーター団体はこの訴えに対して当事者と共に改善されるよう主体的に取り組みます。

2005年7月1日
呼び掛け団体代表
被災障害者を支援する特定非営利活動法人 ゆめ風基金 代表理事 牧口一二
呼び掛け団体
特定非営利活動法人 自立生活センター新潟 理事長 篠田隆
特定非営利活動法人 地域助け合いネットワーク 代表 吉川静
震災がつなぐ全国ネットワーク 代表 栗田暢之
特定非営利活動法人 レスキューストックヤード 事務局長 浦野愛
阪神・淡路大震災 被災地NGO恊働センター 代表 村井雅清

○世話人団体
 阪神・淡路大震災 被災地NGO恊働センター
 〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10
 TEL 078-574-0701、FAX 078-574-0702
 Email:ngo@pure.ne.jp

賛同団体及び個人(7月3日18:00現在 48団体・個人)
特定非営利活動法人 被災地障害者センター(神戸市)
草の実会平岸の里(札幌市)
CILたすけっと(仙台市)
自立生活センター立川(立川市)
自立生活ネットワーク(本庄市)
はばたき職業センター(八千代市)
自立生活センターきくがわ(菊川市)
社会福祉法人 わっぱの会(名古屋市)
特定非営利活動法人 自立生活センターハートトいしかわ(金沢市)
ひまわり教室(金沢市)
わかやま・共育を考える会(和歌山市)
ひまわりの家(奈良県磯城郡)
福祉生活サポートセンターはりま(姫路市)
ネットしまね(大田市)
グループこうのとり(豊岡市)
岡山障害者解放委員会(岡山市)
ちくほう共生学舎虫の家(福岡県鞍手郡)
歩みの会(宇佐市)
特定非営利活動法人 DPI日本会議(東京都)
田中稔昭(日本災害救援ボランティアネットワーク・神戸市)
コスモスの家(丸亀市)
リトルウェスト(善通寺市)
障害者の自立と完全参加をめざす大阪連絡会議
ネット岐阜(羽島市)
特定非営利活動法人 ブレーンヒューマニティー(西宮市)理事長 能島祐介
特定非営利活動法人 市民活動センター神戸(神戸市)
特定非営利活動法人 メンタルフレンドにいがた(新潟市)
特定非営利活動法人 ハートネットふくしま(福島市)
山田光(安城市)
日本キリスト教団松山城北教会(松山市)
奈良【災害】ボランティア・ハート・ネットワーク(奈良市)
さくみの才谷屋本舗 主宰 菊地 健(大阪市)
  (元E&Cプロジェクト関西/料理の哲人G事務局長)
特定非営利活動法人 けやきフォーラム 理事長 今西實(春日井市)
植山利昭(川崎・災害ボランティアネットワーク会議・代表)
特定非営利活動法人 とちぎボランティアネットワーク 事務局長 矢野正広(宇都宮市)
斉藤浩敏(ひこね災害ボランティアネットワーク 事務局 / 滋賀YMCA・彦根市)
自立生活センターリングリング(神戸市)
特定非営利活動法人 障害者自立生活センターCILおのみち(尾道市)
電車にのるぞの会(福岡市)
特定非営利活動法人 あんだんて(大分県直入郡)
社会福祉法人かぼちゃの国(大分県直入郡)
IIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)(東京都)
自立生活センター神戸Beすけっと(神戸市)
岡田亜紀子(松山市宇和島)
五百井正浩(ネットワーク朋・神戸市長田区)
社会福祉法人AJU自立の家(名古屋市)
名古屋みなと災害ボランティアネットワーク 代表 高崎賢一(名古屋市)
瀬川智子(東京都)

投稿者 yoshidakimio : 00:09

2005年06月13日

災害視察

福井県池田町の民家、隣を流れる川が増水して民家の中央を濁流が流れたようだ。
1年が経とうとしているが、復旧の気配が見られない。
saigaisisatufukuiikedachou.jpg
 6月8日から4日間福井県名古屋市と災害の現場と救援活動の検証の視察に行ってきました。
単独行動でしたが、昨年、福井県で起きた水害の現場と内閣府主催の災害ボランティア活動検討委員会に出席してきました。
 福井県美山町役場におじゃまし担当者に話を伺いましたが、住宅再建支援金の期限が2年間なのに対し、河川改修の工区に入ってしまい再建工事に着手する前に2年が過ぎてしまい。国の支援が受けられない例があるそうです。町単独の事業を起こすしかないなどの話を聞き、現制度の不備を痛感すると共に福島県では災害復興のための独自政策を作らねばと強く感じた視察でした。

投稿者 yoshidakimio : 00:07 | コメント (1)